榊英雄のワークショップに参加した女優は石川優実と誰？性被害トラブルやパワハラも？

ワークショップに参加した女優への性加害報道で話題となっている榊英雄さん。

榊英雄さんをめぐるトラブルは性加害だけではないといいます。

榊英雄さんが行っていたワークショップに参加していた女優とは誰なのか？性被害の内容やトラブルについてなど詳しく調査しました。

榊英雄がワークショップに参加した女優に性加害

2022年3月10日発売の「週刊文春」が、榊英雄さんの作品やワークショップに参加した女優達が性行為を強要されていたと告発し、「蜜月」が公開中止となる騒動がありました。

なんとその「蜜月」という映画自体が家庭内の性被害について描いた作品。

実際に性加害を行っていた監督が性被害に関する映画を撮影し、それを上映する、というのは驚きですね。

脚本家の港岳彦さんは、

「私は脚本家として、大勢の人がかかわったこの映画に責任を持つ立場ですから、『上映してはならない』とは言えません。一方で、被害者の方は『榊英雄』という名前を見るだけでフラッシュバックするといいます。それを聞くと、やはり上映してはいけないのではないかと気持ちが揺れるんです」

と無念の心のうちを語っていました。

それに対し榊英雄さんは、

ともに苦労してきた脚本家から始まったこの出来事は、私にとってどうしようもなく途方に暮れております

とまるで脚本家が悪いかのような発言をし、さらに批判を浴びる結果に。

いったい榊英雄さんはどんな性加害をおこなったのでしょうか？

榊英雄のワークショップで性被害にあった女優は誰？ライン内容も

週刊文春によると、榊英雄さんの性被害にあった女優は4人いるとのこと。

週刊文春が報じていた内容を時系列で1人ずつまとめます。

被害1人目: 女優A子　2013年

1人目の被害者は女優を目指して上京していたA子さん。

2013年に榊英雄さんが参加していたワークショップで知り合い、榊英雄さんから連絡が来て飲みに行ったそうです。

その帰り際に店を出てすぐにマンションの駐車場に無理やり連れて行かれ、死角で襲われたのだとか。

抵抗するA子さんに榊英雄さんは「騒いだら殺す」と脅したといいます。

もし事実だとすればたいへんな事件ですが、榊英雄さんは完全否定しており、真相は不明です。

「アクターズ・ヴィジョン」のHPには2012年に「4人の現役映画監督による実践的ワークショップ」が開催されており、それに榊英雄さんが参加していましたが、2013年には名前がありませんでした。

（http://actorsvision.jp/）

ということでこのワークショップに参加していた女優さんが被害者ではありません。

榊英雄さんは様々なワークショップを行っていたようですね。

こちらは2017年に行われたワークショップなので被害者女性とは関係がありませんが、若い女性もたくさん参加しているのが伺えます。

演技の勉強のためにワークショップに参加したのに監督に襲われて、A子さんは相当ショックを受けたことでしょう。

被害2人目: 女優・石川優実　2015年

2人目の被害者は榊英雄さんの映画に出演した女優のB子さん。

撮影準備中から頻繁に榊英雄さんから誘いの連絡があり、ホテルに誘われる仲になったのだとか。

B子さんと榊英雄さんはホテル以外にも駐車場で性行為を行ったり、榊英雄さんから「下着をつけないように」「裸の写真を送って」などというメッセージが来たこともあったといいます。

週刊文春ではB子さんの実名は伏せられていましたが、元グラビアアイドルで現在はアクティビストとして活動する石川優実さんが実名で被害を告白。

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2022年2月11日には名前を伏せた状態でブログで性被害について記していた相手が榊英雄さんであることを明らかにしました。

当時のブログの一部がこちら。

彼は商業映画もピンク映画も撮り、俳優もこなします。 7年ほど前、彼の作るピンク映画に出演しました。
きっかけは彼が出演するとあるトークイベントでした。

イベントに行くことを私がツイートしたのだったと思います。
当時の私は、役者をしていたので、監督と知り合う場を求めていました。
ツイートを彼が見つけたのか、私が彼をフォローしたのかは忘れました。その流れでDMが来ました。

イベントに「ミニスカートで来てね」というようなことを言われました。「次作に出演願いたい」とも。
私は「どうしよう、短いスカート持ってないから買わないと」と思いました。

その後、彼の作るピンク映画に出演が決まりました。
本読みの日にお尻を触られ、準備期間中にホテルや彼の事務所のマンションに呼ばれて行きました。避妊もありませんでした。

今のいままで私は、この出来事を「対等な関係で行われたセ○クスをした話」だと認識していました。
私は彼に一切抵抗や拒否をしていません。俳優であり、キャスティングされる側の自分に、そんなことできる権利があるとは思っていませんでした。
むしろ、自分から望んでいたかのような反応をしたと思います。そういうふうに教えられました。それも役者の仕事のうちのひとつだと。ほとんどの男性役者には存在しない仕事だと思います。

映画の撮影が終わって、その監督が次の作品の準備などに入りました。
ドラマ作品の撮影現場が私の家から近く、よく家に行っていいかとLINEが来ました。
私は寝ていたり家にいないふりをしました。でも、次の作品には石川はどんな役で出そうか、という話をよくされていたので、完全に無視することができませんでした。
次の作品、というのは商業映画です。

たまに彼がもう寝ているであろう時間を狙って「今なら大丈夫ですけど」と返事をしたりしていました。 返事が返ってこなかったらほっとしました。
私は彼と性行為がしたくなかったので、そう対処していたんだと思います。
とにかく連絡が来て、どうやって断ろうか考えることが苦痛でした。裸の写真や動画を送れとしつこく言われることが続きました。ちょっと無理ですとか言っても送るまで要求されて、数回送ったと思います。

抵抗はしなかったし、自ら望んで性行為を行ったと自分でも認識していたため、声をあげられなかったという石川優実さん。

なんでこれまで話さなかったのかな？と考えていました。証拠がないし、私はやっぱり抵抗していないので被害とは言えないから、言うほどのものではないと思っていました。それに、名誉棄損とかこわいし。
あれ、でも今の私は別に名誉毀損で訴えられることってそんなにこわくなかったや、と思い出して今書きました。

しかし榊英雄さんがドラマに出たり監督作品のニュースが流れてくる度に胸が苦しくなったとのこと。

榊英雄さんは石川優実さんととの関係は認めたものの、「石川優実さんから近づいてきて関係を持った」と反論。

それに対し石川優実さんは、

もし対等で同意をとった関係性であっても、居酒屋を出て歩いていていきなり全然知らない人の家のガレージに連れ込んで他人の車の陰で性行為しようとしないですよ。あんなところ、騒いだら家の人が出てきたらどうしようだし暗くてよくわからないし榊さんでかいしでこわいです。それを突然実行しようとするなんてやっぱりおかしいよ。こういうこと、気軽に言うべきではないと思いますが、私は榊氏は病気だと思います。依存症的なものではないですか？今回の報道をきっかけに、一度病院に行ってほしいです。

と痛烈に反論していました。

榊英雄さんには2人の娘さんがいますが、もし娘さんが同じこともされた時に、同意をしていたから仕方がない、というのでしょうか？

被害3人目: 女優C子　2016年

3人目の被害者は2016年、榊英雄さんのワークショップに参加したC子さんです。

榊英雄さんに「芝居を見てあげる」と言われて事務所に呼ばれたC子さんは、その場で関係を持ったのだとか。

断ったらどうなるのか？という不安と、気に入られたい気持ちもあったというC子さん。

榊英雄さんとの間でやりとりていた生々しいLINE画像も公開されていました。

（週刊文春）

（週刊文春）

（週刊文春）

C子さんも「秋の榊さんの映画に出たいです」とハートマーク付きでメッセージを送るなどしており、榊英雄さんはこちらも同意の上だったと主張しています。

こちらもなんとも言えない内容ですが、この件で一番辛いのは奥さんとお子さんでしょうね。

2016年に行われた榊英雄さんのワークショップはみつかっていません。

被害4人目: 女優D子　2017年

4人目の被害者は女優のD子さん。

映画関係者の集まりで榊英雄さんと出会い、その後2人で飲みに行くことになったのだとか。

そこで店を出た後またしても強引に路地裏に連れ込まれ、榊英雄さんの性器を無理やり口に入れられたと言います。

その後D子さんとバーに行き、1,000円を渡して帰っていたという榊英雄さん。

榊英雄さんはその行為があったことは認めた上で、酔っ払っていた、合意の上だったと主張しています。

D子さんが一緒にバーに行ったことで合意していたと思われてしまったのかもしれませんが、恐ろしくて帰れなかった、とも受け取れます。

睡蓮みどり

2022年3月26日には女優の睡蓮みどりさんが「図書新聞」の記事の中で榊英雄さんからの性被害について触れていました。

睡蓮みどりさんは榊英雄さんの名前を見るだけでも辛いということで名前を「S」と表現しています。

もともと、知り合いの監督にＳを居酒屋で紹介された。そこには役者の他、映画関係者が１０名ほどいたと思う。Ｓは次の映画に出演する女優を探していると言った。「オーディションあったら呼んでくださいね」くらいの会話しかしていない。その後すぐにラインが来るようになり、Ｓの事務所がある赤坂のマンションに呼ばれた。ドアを開けると、Ｓ以外は他に誰もいなかった。ヌードもある役ということで、誰もいないマンションで服を脱ぐように言われたのを覚えている。慣れた手つきで当然のように、Ｓはズボンを下ろした。（図書新聞）

この記憶を何年も封印していたという睡蓮みどりさん。

しかしその後ある女優さんと撮影帰りにこんな告白をされたといいます。

あいつ、タンポン入っているのに気づかなくて、それでも入れてきて……奥に入ってとれなくなっちゃったらどうしようって怖かったんだ

榊英雄さんの性被害を受けた女優はかなりの数にのぼっているようですね。

監督と女優という力関係の中で、声をあげられずに泣き寝入りしている女優さんも他にいるのかもしれません。

2022年3月11日の「日刊ゲンダイ」には、

榊監督のワルさは関係者の間では誰でも知っている有名な話でした。今まで表沙汰にならなかったことが不思議なくらいですよ。ワークショップで“師弟関係”となった女優の卵に手を出すんです。女優として有名になりたいがために、たくさんの女性が泣き寝入りしてきたはずです。今回の件は“氷山の一角”だという声もあります

と書かれていました。

今後どんどん明るみになるかもしれません。

榊英雄のトラブルはパワハラも？

2015年に公開された榊英雄さんが監督した映画「木屋町DARUMA」。

過激な内容で公開前から話題となっていました。

その「木屋町DARUMA」に出演していた空手家で女優の武田梨奈さんがインタビューで、

「撮影現場で監督に名前を呼ばれたことがなかった。ずっと『ブス』って（怒鳴られて）、本当に怖かった」

と語っていました。

とはいえ、

撮影が終わったらすごく優しかった。わざと追い込んでくれたんだな。それであの役が成立した。

もう怖いものはないんじゃないかと思えるような作品に関わらせていただいた。

と語っていたのでパワハラではなく演技のための演出だったようです。

映画界に波紋を呼んでいる榊英雄さん。

今後似たような被害の声が出ることはあるのか？

注目です。

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