インドでバッタが大量発生している動画が怖い!気持ち悪い!コロナの次はバッタか?と話題になっています。
バッタの大群が大量発生する原因や対策、現在地や日本に来る可能性などをまとめました。
インドでバッタが大量発生する動画が怖い!
作物食い尽くすバッタの大群、ドローンで追跡・殺虫剤散布 インド pic.twitter.com/69CI2a6mpk
— AFPBB News (@afpbbcom) May 30, 2020
インドでバッタが大量発生し、広い範囲で被害を及ぼしている動画が拡散され、
「怖い!」「気絶する」など、話題になっています。
新型コロナウイルスが収まってきたと思ったら次はバッタの大群とは・・・。
作物食い尽くすバッタの大群、ドローンで追跡・殺虫剤散布 インド https://t.co/NN0sUSxiaW
バッタは農作物に甚大な被害をもたらしており、新型コロナウイルス流行による厳格なロックダウンですでに苦境にある多くの農家に打撃を与えている。— AFPBB News (@afpbbcom) May 27, 2020
いったい原因はなんなのでしょうか?
バッタの大群!大量発生はなぜ?原因は?
「孤独相」から「群生相」に変化する
バッタは普段は単独行動を好む「孤独相」ですが、様々な原因によって、集団行動を好む「群生相」に変化します。
【「孤独相」のバッタ】
(wikipedia )
【「群生相」のバッタ】
(wikipedia )
孤独相から群生相になると、明らかに見た目も変わるのですね。
群生相に変化する原因
砂漠が雨季になると、餌を求めたバッタがやってきて、お腹がいっぱいになると卵を生みます。
通常は雨は数日しか降らないので草は1ヶ月ほどで枯れてしまい、バッタの幼虫は餌を求めて移動します。
しかし、珍しく大雨が降ると草が枯れるのが遅くなるため、バッタは旅に出ずに数世代連続して繁殖します。
バッタの繁殖力は高いため、あっという間に数が増えます。
そのように仲間が多くなると、体がぶつかり合うことによって仲間と群れても飛びやすいように「群生相」に変化します。
群生相になると、1日に100km以上飛ぶことができるようになるため、途中で小さい群れ同士が合流し、群れはますます巨大化します。
つまり、バッタの大群は、大雨によって引き起こされた群生相の大集団であり、地球温暖化による異常気象で被害が大きくなっているとみられています。
バッタの大群の現在地は?
(Forbes)
こちらは2020年1月のバッタの大群の状況です。
丸が赤に近づくほど、バッタの数は多くなっています。
アフリカ東部、アラビア半島からインドなど、西アジアが被害が甚大なようです。
バッタの大群の対策は?
バッタは卵の時には殺虫剤があまり効かず、成虫になると飛ぶことができるようになり、駆除が難しくなるため、幼虫のうちに駆除することが重要です。
世界で発生するバッタには国際連合食糧農業機関(FAO)などが
・スーパーコンピューターなどの機械を使った除去
・農薬を使った除去
の2つの方法で対策をしています。
バッタの大群は日本にも来るのか?
現在大量発生しているサバクトビバッタが日本まで飛来してくる可能性は、距離や気候などの問題から極めて低い、と言われています。(yahooニュースより)
ただし、バッタの大量発生による直接的な被害はなくても、国際的な食糧事情の悪化による輸入品目への影響や、国家間の緊張が高まることによる紛争など、二次的な被害を被る可能性は高く、無関係とは言えないでしょう。
バッタの大群動画が怖すぎる!大量発生はなぜ?原因や対策、現在地や日本に来る可能性が気になる!まとめ
バッタの大群動画が怖すぎる!大量発生はなぜ?原因や対策、現在地や日本に来る可能性が気になる!をまとめました。
世界的に甚大な被害をもたらしているバッタの大群。
今後も動向に注目したいと思います。