若貴ブームの全盛期に大人気女優の宮沢りえさんと婚約会見を行って話題となった貴乃花光司さん。
しかし2ヶ月後には婚約を解消し、大きな話題となりました。
そんな貴乃花光司さんと宮沢りえさんの婚約会見とはどんなものだったのか？馴れ初めや破局の理由、真相や美川憲一さんとの関わりなど詳しく調査しました。
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貴乃花と宮沢りえの婚約会見内容は？
1991年春場所の貴花田対小錦の瞬間最高視聴率は52.2%を記録するなど、相撲ブームの火付け役として活躍していた貴乃花光司さん。
兄の花田虎上さんと共に「若貴ブーム」を巻き起こし、毎日メディアに取り上げられない日がないほどの人気ぶりでした。
一方、18歳の時に発表したムード写真集「Santa Fe」が150万部以上のベストセラーとなるなど、こちらも話題沸騰中だった宮沢りえさん。
そんな人気絶頂の二人が婚約したというニュースが1992年10月26日の「ニュースステーション」で報じられ、海外メディアにも報じられるほどの大きな話題となりました。
こちらは1992年11月27日に都内のホテルで行われた婚約会見の写真。
この時貴乃花光司さんが20歳で宮沢りえさんは19歳。
お揃いのようなピンクの着物に、ずっと手を繋いで見つめ合っている様子から、とっても愛し合っているのが伝わってきますね。
世間では「世紀の結婚」と祝福ムードいっぱいでした。
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貴乃花と宮沢りえの馴れ初めは？
貴乃花光司さんと宮沢りえさんは、雑誌の対談をきっかけに知り合ったと言われています。
同年代で中学生の時から特殊な世界に入っていたという共通点のある貴乃花光司さんと宮沢りえさんはすぐに意気投合したといいます。
（週刊女性）
兄の花田虎上さんと3人で出演した番組では「こうちゃん」「りえちゃん」と呼び合うなど、仲睦まじい様子が報じられていました。
その後何度かのデートの後に貴乃花光司さんから「結婚してほしい」とプロポーズされ、宮沢りえさんも受け入れたのです。
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貴乃花と宮沢りえの破局会見
「世紀の婚約」という大フィーバーからたった2ヶ月後の1992年1月27日、宮沢りえさんと貴乃花光司さんは別々に破局会見を行ったのです。
宮沢りえの破局会見
夕方6時のニュースに間に合うように先に記者会見を行ったのが宮沢りえさん。
スポーツ記者から
最高のオシャレをしてきてください。泣かないで、しっかりと自分の言葉で話をした方がいい
とアドバイスをされた宮沢りえさんは、
人生最高のパートナーにはなれなかった。悲劇のヒロインにはなりたくない
と、破局理由について詳しくは言及しませんでした。
そして貴乃花光司さんに
強い横綱になってください
と言って婚約指輪を返したことを明かしたのです。
日本中が注目する中で破局会見をするのは相当辛かったでしょうね。
貴乃花の破局会見
宮沢りえさんの会見から5時間後の夜11時に藤島部屋で取材に応じた貴乃花光司さん。
自分の愛情がなくなりました
と、冷徹とも取れる発言をし、物議を醸しました。
記者の中からの「横綱を狙う者の品格としていかがなものか」という発言に対し、
無責任ですね。これから身につけたいと思います。
と発言し、破局理由は自分の力のなさと強調していた貴乃花光司さん。
あくまでも自分の責任であり、あくまで悪者役を演じることで宮沢りえさんに批判が及ばないように、という配慮のようなものを感じます。
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貴乃花と宮沢りえの破局理由は？
破局理由① りえママの反対
「一卵性母娘」とも呼ばれ、宮沢りえさんをトップスターにするためにプロデュースをしていた母・光子さん。
「りえママ」と呼ばれ、いつも宮沢りえさんと行動を共にしていることでも知られていました。
しかし宮沢りえさんの心が貴乃花光司さんに向き、自分の声が届かなくなるのを感じた光子さんとの関係が悪化していったといいます。
「さみしかったんでしょう。りえさんは幸せそのもの。愛する人に夢中で自分の声が届かない娘を見るのが光子さんは辛い。恋人と長電話をするりえさんに激高することもあれば、気弱さを見せることもあった。りえさんも、そんなママを見ると不安になり、さびしくなる」（週刊文春）
また、りえママの光子さんはシングルマザーとして女手一つで宮沢りえさんを育ててきたこともあり、相撲界の「結婚するなら仕事を辞めろ」という圧力に抵抗をしてしていたといいます。
さらにりえママと貴乃花光司さんの母・藤田紀子さんと喧嘩をしていたという情報も。
発表から２か月後に破局。その原因となったのはりえママと藤島部屋のおかみさん・憲子さん（現タレント藤田紀子）のけんかだったとされている。相手がどんな大物でも娘を守るために、一歩も引かない気の強さでした」（ワイドショー関係者）
りえママはせっかく大スターに育てた娘を角界に嫁がせておかみさん家業をさせることに我慢ならなかったのかもしれません。
離婚理由② 相撲界の圧力
先にも触れたように、角界からは貴乃花光司さんと結婚するからには将来は藤島部屋のおかみさんになるということであり、タレントの仕事はやめるように圧力をかけていたといいます。
貴乃花の背後には、両親、部屋、後援会、角界が確固としてあった。それは日本の男社会そのもので、光子の価値観とは相容れない。「宮沢りえ」を低く位置づけ、嫁に来たければ仕事を辞めろ、女将さんになる覚悟はあるのか、と迫ってくる。
相撲界は土俵が女人禁制など、男性社会そのものですから、いくらスーパースターの宮沢りえさんと言えど、仕事は辞めて力士達のサポートに集中することを求めた、ということでしょう。
まだ19歳だった宮沢りえさんにとって、タレントとしてのキャリアを手放して男社会の相撲界に飛び込む勇気が出なかったのかもしれません。
離婚理由③ 美川憲一が説得
美川憲一さんは2014年10月4日放送の「上沼・高田のクギズケ！」に出演した際、宮沢りえさんに離婚をするように説得した、と語っていました。
りえママと「仲がよかった」という美川は、「婚約したときにりえママから電話があった。『やっぱり、嫁ぐところが相撲の世界だから、りえがおかみさんになれる（おかみさんとしてやっていける）ということはありえないと思うのよ』って。それで頼まれてぶっ壊したのよ」と婚約を解消するよう、りえを説得したことを衝撃告白した。
当時、滞在先のロサンゼルスからりえに電話をかけ、１時間ほど話し込んだという。「本当にお嫁に行きたいの？」と聞くと、りえは「行きたい」ときっぱり答えたという。
しかし、美川は「あんたは背負ってるものが重すぎる。あんたも母一人子一人。私も２人の母（生みの母と育ての母）を背負ってきた。そういう家庭に生まれたらしょうがない、運命だから。おかみさんになったら、お母さんどうするの？ずっと面倒みていかないといけないのよ」と語りかけた。
りえは、電話の向こうで「泣いていた」という。
それでも、美川は「あんたもここで、好きだから、って一緒になるんじゃなくて。もう一回考え直して。女優として大成するんだから」と説得したことを明かした。（デイリー）
この話から、宮沢りえさんはおかみさんとしてやっていく覚悟はあったことがわかりますね。
やはりりえママの反対が大きかったのでしょう。
とはいえ、どれだけ反対されたとしても、もし貴乃花光司さんが宮沢りえさんを守ろう、と決意をしていれば結婚もできたのでは、という気も。
貴乃花光司さんは2019年の「週刊文春」のインタビューで、
お互い、子供ながらに、大人の世界の会話をしなければならなかったのは、一つの苦しみを覚える経験でした。それぞれ進むべき道が違い過ぎたわけですが、背負っているものはとても似ていました。
ともに一家の柱になるべくして生まれてきて、10代からひたすらにその道を歩んできた。お互いがその喜びも孤独も理解できますし、似たような境遇に共鳴、共感したところがありました。でも、もし（宮沢が芸能界を引退して）職を捨てることになれば、その生き方ができなくなるわけです。ともに親から生まれてきた身です。二人が名もない花だったら、それぞれの本意を大切にして、花を咲かせることができたのかもしれませんけどね……
と語っていました。
お互いに各界の将来を背負っていたからこそ、諦めなくてはいけないことも大きかったのでしょう。
辛い経験を乗り越えた貴乃花光司さん、宮沢りえさんの今後のご活躍に注目です。
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