安倍晋三首相の「桜を見る会」を巡り、全国の弁護士有志が告発状を提出した、と報道されました。
告発状の全文や詳しい内容、告発理由などをわかりやすく解説します。
安倍首相らへの告発状が提出される!
安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を巡り、2018年4月開催の前夜に後援会が東京都内のホテルで開いた夕食会で、参加した有権者に飲食代を提供したとして、全国の弁護士や法学者が21日にも、公選法違反(寄付行為)などの疑いで首相と後援会幹部の計3人の告発状を東京地検特捜部に提出することが分かった。15日、関係者が明らかにした。(日刊スポーツ)
公選法違反(寄付行為)などの疑いで告発状を提出、とありますが、詳しい告発内容はどのようなものなのでしょうか?
阿部首相が告発されたのは何の罪?
弁護士らは、阿部首相に対し、刑法第247条背任罪に該当する、として告発しています。
具体的には、2015〜2019年まで阿部首相が主催してきた「桜を見る会」で
・予算額を大幅に超えて行っていたこと
・予算の範囲内の約1万人を大幅に超えた参加者を招待したこと
など、主催者としての任務を果たさなかった、ことが背任罪にあたる、としています。
安倍首相への告発理由は?
安倍内閣になってから「桜を見る会」規模が急激に肥大化
「桜を見る会」自体は、戦後吉田茂の時代から行われていたものの、それまでは招待客、支出額ともにほぼ予算内で行われてきました。
しかし、第2次安倍内閣になってから、
・招待客は従来の10,000名前後から、約18,200名
・支出額は予算の1766万6000円の3倍以上の5518万7000円
と、大幅に肥大化している、として、告発状には詳しい人数や金額が記されています。
支出額が3倍以上とはかなりの金額ですね。
その補填はもちろん我々国民の税金から行われることになります。
招待客の実態
通常「桜を見る会」は、各界に貢献したことに対する功労を目的に行われますが、
安倍首相は自分の後援会のメンバーを多数招待した、とされています。
そして、それを追及されると、「招待者名簿は既に破棄された」として招待客の詳細を明らかにしようとしていません。
それらが隠蔽工作にあたる、として、告発状には詳しい証拠が記載されています。
これらのことから、
安倍首相は「桜を見る会」を、自分の私利私欲のために利用していることは明らかであり、
真相究明と、法的責任の明確化のために告発した、としています。
まとめ
安倍首相への告発状の全文や詳しい内容、告発理由などをまとめました。
果たして告発状は受理されるのでしょうか?
そして、安倍首相は有罪になるのでしょうか?
今後の動向を見守りたいと思います。
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